3月26日、新潟県は「米百俵」の醸造元、栃倉酒造さんにおじゃまして来ました。
早朝6時に福井を愛車(羽の付いた車?)にて出発して(斎藤さんも連れて)、4時間弱の道のりです。
途中、斎藤さんとたわいも無い話をしながら快適に高速を飛ばし、西山インターで降ります。
天気に恵まれ(花粉症には苦しみましたが)、さほど寒さは感じられませんが、所々に雪が残っています。
一山超えて、午前10時に栃倉酒造さんに到着です。
玄関にてお元気そうな奥様に迎えられ、その後は社長さん、恒明専務さんとおおまかな今期の造りについて、
お話をお聞きしました。
例年と比べても気候的には造りに影響が出るような事はなく、順調に進んだようです。
強いて言えば、湿度が低く空気が乾燥していた分、放令(蒸し米などを冷ます作業)が楽に行えたそうです。
酒造りに於いて、米の水分量は大事なことのひとつであり、浸漬(米に水分を吸わせる作業)をはじめ、
麹に余り水分が残っていると、米の溶けが早く思いもよらず味の濃いお酒になることもあります。
これは、酒母や掛米にも言えることで、我々なら気付かない様な些細なこと(酒造りに於いては重要なこと)
にも蔵人は神経を尖らせているのです。
また、2月よりも3月の方が冷え込みが厳しく、温度管理もしやすかったとのことです。
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