蔵元紹介 ー「池月」鳥屋酒造

池月ロゴ
池月の瓶

池月 「鳥屋酒造」

石川県 鹿島郡中能登町一青

「能登は優しや土までも」
川合社長、田中専務、お二人とも自分を飾るのが下手な、生真面目で誠実な人柄です。
二人は口を揃えて言います。
『うちは能登の小さな酒蔵です。これまで、コツコツ酒を造って来ました。これからも、それは変わりません。』
素朴な人柄を表すような落ち着いた味わいの「池月」は、味わい深く飲み飽きしない、とても純朴な酒と言えるような気がします。


池月の川合社長と 私にとっても、気になる存在の蔵元さんであった鳥屋酒造「池月」の川合社長(向右)です。
嘘がないからこそ出来る造り手と売り手の絆、また飲み手との信頼。
関係を第一に考え、実行されて来た素晴らしい蔵元さんです。

「これといった取柄のない小さな蔵ですから」

と、謙遜される社長と専務ですが、飾らない自然体で醸されるお酒には、飾り気の無い何ともいえない旨さが詰まっています。
派手さはありませんが、飲み飽きせずに自然と杯が進む、呑めば呑むほどため息の出るお酒です。

鳥屋酒造の「池月」は蔵元と酒屋の二人三脚にて、消費者の皆様に届けられて来ました。
生真面目な社長のおおらかな酒つくりと、それに惚れ込んだ情熱のある人々(酒屋)の夢で支えられて来たのです。
2者(造り手・売り手)の類まれなる努力により、飲み手の信頼を得た「池月」は、より強固な3者の絆を築こうとしています。
このような蔵元さん・酒屋さんとの縁を深く感謝しながら、また「池月」を皆様にご紹介出来る事に喜びと誇りを感じながら、1本1本大事に扱っていきたいと思います。

鳥屋酒造の麹室 奥さんと二人で蔵にお邪魔して来ました。
造りの間は恐れ多くてとても入れない麹室です。
社長さんのお話を聞きながら、感慨深いものがありました。
蔵というものは、総生産石数や仕込みタンクの大きさで緻密な計算のもとに設計されています。
当然、それらに変化があれば使い勝手も変わってきます。
昔は充分だった麹室も、今では手狭でもう少し大きくしたいと。
それには私たち酒屋がもっと頑張らねば‥。
撮影者は奥さんなんですが、社長をもっと大きく撮らんと‥。