平成10年、生もと仕込みを復活。
冷やではスッキリとキレ良く、燗にすると味に厚みが出る、二つの顔を持つコシの強い純米酒となりました。

ワクワクしながら、封を切ってグラスに注ぐと、若干の琥珀色。 香りは、思ったよりも控えめで、ほんのり熟成香、スッキリした印象が強いです。 ほのかにナッツ系のこおぼしさも感じられ、丸いアルコール臭が漂います。口に含むと、一瞬、刺激的な渋味を感じますが、すぐさま淡く口全体に広がり、嫌味のあるものではありません。 甘いという印象はなく、しっかりと醸し込んだ感じがします。 そのまま喉に落すと、ゴージャスな切り返し、深みのある余韻というか、お酒の魅力を楽しめます。 まるで、映画のバックドラフト、さながらのボリュームのあるフィニッシュです。 長い余韻が続き、酒呑みには嬉しい、満足感を与えてくれます。

で、これが、燗つけると、大化けするんですよね。

※日本酒には数値では測れない美味しさがあります、あくまでご参考程度にお考え下さい。

このお酒がお口に合いますことを願って‥

日本酒は適量を守れば、とても体に優しいお酒です。
一日の疲れを癒し、体調も整えてくれます。
楽しく、末永くご愛飲頂けます様、くれぐれもご自愛下さい。